III.し尿・排水
113.し尿・汚泥再生処理施設における稼働実態と運転管理データの解析
発表者 (一財)日本環境衛生センター 小川 奈美
全国のし尿処理施設・汚泥再生処理センターにおける最新の稼働実態を、当団体が実施しているアンケート結果から取りまとめた。搬入状況における日平均搬入率は71%であり、また、浄化槽汚泥混入率は多くの施設で5割を超えており、いずれも当初における計画値との乖離が示唆された。発生汚泥は焼却処理から資源化への移行が進み、メタン発酵や助燃剤化を行う施設の増加がみられた。希釈倍率、汚泥発生量、電力・燃料・薬品使用量は、集計解析で得られた平均値や標準偏差の検討を行った結果、運転管理の目安として利用可能と判断された。