V – 3.放射性物質に汚染された廃棄物

136.放射性セシウムを含む焼却灰を埋め立てた一般廃棄物埋立処分場における放射性セシウム浸出状況

発表者  福島県  国分 宏城

 東京電力福島第一原子力発電所事故により飛散した放射性セシウムは、廃棄物の処理過程を経て廃棄物焼却施設に集まる。そこで発生する焼却灰は、放射性セシウム濃度が8000Bq/kg以下であれば管理型処分場での埋め立てが可能とされるが、飛灰中の放射性セシウムの溶出しやすさなどから施設周辺住民や施設管理者が不安を持ち、埋め立てができない例もある。そこで、福島県内の現況の確認のため、処分場への焼却灰の埋め立て状況と放射性セシウムの浸出との関係性、及び水処理施設における放射性セシウムの移行状況を調査したので報告する。

戻る


(最終更新日:2018/10/31)