II – 5.埋立処分

81.廃棄物層露出面からのガス放出挙動に関する考察

発表者  (国研)国立環境研究所  石垣 智基

最終処分場において露出した廃棄物鉛直露出面からのガス放出挙動について調査を行った結果、露出面からの空気の浸透の影響により好気的な廃棄物分解が生じ、二酸化炭素の放出量が多いことが確認された。空気の浸透しない内部においては嫌気的な反応に伴うメタンも生じているが、表層から深度50cm以深において酸化されており、大気放出量はきわめて少ないことが示された。ガス発生・放出実態の把握により内部の状態を推測し、事故防止と安全対策への貢献が可能であると考えられた。

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(最終更新日:2020/11/02)