II – 5.埋立処分
86.管理型最終処分場浸出水処理における嫌気性アンモニア酸化の実機適用
発表者 水ingエンジニアリング(株) 高橋 惇太
近年開発・実用化が進められている嫌気性アンモニア酸化反応による窒素除去は、特にBOD/Nが低い廃水に対し、従来の循環式硝化脱窒法と比べ省エネルギー、低コストな処理であることから、浸出水中のアンモニア性窒素の除去方法として期待されている。本稿では、産業廃棄物最終処分場にて2018年度8月から稼働中の、部分亜硝酸化と嫌気性アンモニア酸化から成る2槽型の窒素除去プロセスの概要と運転経過を報告する。運転経過より、本法で浸出水中の窒素を安定的に除去できることが示され、本法の今後のさらなる普及が期待された。
(最終更新日:2020/11/02)