II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

54.さいたま市桜環境センター/シャフト炉式ガス化溶融炉の運転状況 ~ 多数の異種ごみ混合条件下での安定溶融処理による最終処分量の低減 ~

発表者  新日鉄住金エンジニアリング(株)  寺田 篤志

 さいたま市桜環境センターは、処理規模380t/日(190t/24h×2炉)のシャフト炉式ガス化溶融炉である。本施設は、可燃ごみのほか、隣接するリサイクルセンターの残渣や他工場の焼却灰、破砕不燃残渣、し尿汚泥を混合処理することで、最終処分量の極小化を目指した施設であり、2015年4月より本稼働し、現在順調に稼働している。また本施設は、高温・高圧蒸気条件のボイラや低温触媒の採用など、熱エネルギーの有効活用も目指した施設でもある。本稿では、本施設の計画から立上げ、現在の運転状況について報告する。

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(最終更新日:2015/11/30)