II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

56.除湿システムによる高効率ごみ発電

発表者  東京電機大学  菅原 秀雄

 近年のごみ発電は、4MPa、400℃級の蒸気条件により発電効率20%以上を達成しているが、HClによる過熱管高温腐食の弱点がある。本研究では、5.5MPa(a)、270℃の飽和蒸気を用い、高低圧タービン間で蒸気の除湿を行うシステムの検討を行い、発電効率24%程度(外気20℃)が基本的に可能なことを確認した。併せてボイラ1缶にタービン1機の発電システムを採用し、実質的な発電電力量の増加を図った。ごみ発電において今後の検討すべきモデルとして報告する。

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(最終更新日:2015/11/30)