II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

58.レーザ排ガス分析計を用いたごみ質のリアルタイム演算と自動燃焼制御への適用

発表者  (株)タクマ  渡瀬 雅也

 多種多様な成分が含まれる一般廃棄物のごみは、発熱量が一定ではないために安定燃焼が容易ではない。また、ごみ発熱量のリアルタイム測定はこれまで実現できなかった。 弊社では焼却炉出口にレーザ排ガス分析計を設置することで、ガス中のCO2,H2O,O2を連続測定し、ごみ中の可燃分(C,H,O)組成及びごみ発熱量のリアルタイム演算を可能とした。また、ごみ発熱量演算値からボイラ蒸発量を予測し、自動燃焼制御に反映することで、従来より安定した燃焼が実現でき、ボイラ蒸発量の安定化による発電効率向上等の効果が期待できる。

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(最終更新日:2015/11/30)