II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

61.廃棄物発電ボイラの高温高圧化に向けたスーパーヒータ材料の耐食性評価

発表者  (株)神鋼環境ソリューション  谷田 克義

 廃棄物発電の高効率化にはボイラ蒸気条件の高温高圧化が効果的であるが、排ガス中の腐食成分による伝熱管の腐食が問題となる。近年、400℃×4MPaクラスの蒸気条件が標準となっているが、当社の実績では更なる高温高圧化の可能性が示唆されている。そこで実施設のボイラに試験材を挿入して蒸気温度450℃を想定した暴露試験を行い、前報では延べ9ヶ月では有意な腐食損傷が見られなかったことを報告した。本報では、継続して行った1年を超える試験結果に加え、腐食損傷メカニズムを考慮した蒸気温度450℃の採用可能性について報告する。

戻る


(最終更新日:2015/11/30)