II – 4.焼却と公害対策(環境負荷の低減)
68.竪型ストーカ式焼却炉におけるごみ層燃焼状況(第2報)
発表者 (株)プランテック 桝本 貴史
竪型ストーカ式焼却炉は投入されたごみを強制的に撹拌・移動することなく燃焼させる。ごみ層の燃焼状況は、炉底から供給する一次燃焼空気により、ごみ層上部から水分が蒸発し、その下部で熱分解・部分燃焼が進行し、熱分解ガスはごみ層上方に供給される二次燃焼空気により完全燃焼する。また熱分解残渣に含まれる未燃炭素は600℃以上の灰保持ゾーンに6時間以上滞留させることで完全燃焼する。この燃焼過程の立証と最適な空気比を把握するために、ごみ層内の燃焼ガスおよび固形物をサンプリングし分析した。