II – 4.焼却と公害対策(環境負荷の低減)

72.都市ごみ焼却炉における排ガス再循環および無触媒脱硝による低NOx燃焼

発表者  (株)タクマ  山崎 裕貴

 都市ごみ焼却炉における高効率発電の方策のひとつに低NOx燃焼技術が挙げられる。炉内で発生するNOx濃度を低減することで、触媒脱硝プロセスに要する熱エネルギーを削減し、発電量を向上させる技術である。この度、都市ごみ焼却炉に排ガス再循環技術と無触媒脱硝技術を導入し、ボイラ出口でNOx濃度30ppm以下、リークアンモニア濃度5ppm以下(いずれもO2=12%換算値)の低NOx燃焼技術を確立した。同時に、触媒反応塔の運転温度を下げて、発電量が向上することを確認した。

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(最終更新日:2015/11/30)