II – 4.焼却と公害対策(環境負荷の低減)
75.Filterable PM2.5 のバグフィルタによる除去性能について
発表者 三菱重工環境・化学エンジニアリング(株) 内田 泰治
近年、国内外でPM2.5が大きな社会問題となっている。しかし、高温煙道における測定は従来のカスケードインパクタ法では正確な分離が困難であったため、新たにJIS Z 7152「バーチャルインパクタによる排ガス中のPM10/2.5質量濃度測定法」が制定された(2013年)。本法により、高温煙道での個体または液体状態の所謂”Filterable PM2.5″の正確な測定が可能となった。当社は今般、この新JIS法により一般廃棄物焼却炉バグフィルタでのFilterable PM2.5の除去性能について評価したので、その結果について報告する。