II – 5.埋立処分

83.場内観測井を用いた埋立地ガス調査 ~ スリランカ国の高温多雨地域を対象に ~

発表者  埼玉県環境科学国際センター  長森 正尚

 アジアにおける廃棄物の最終処分は、都市域を除くとオープンダンプ方式が未だに多く採用されている。しかし、ダンプサイトにおける埋立地ガス組成の経年変化を詳細に調査した事例は少ない。 本研究では、高温多雨地域であるスリランカ中央州にあるダンプサイトに場内観測井を設置し、埋立地ガスの組成を約2年間にわたり調査した。廃棄物中の有機物は高温下で分解されたことに加え、雨による洗い出しも多かったと考えられ、埋立地ガスの濃度は明らかに低下する傾向にあった。

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(最終更新日:2015/11/30)