V – 3.放射性物質に汚染された廃棄物

122.一般廃棄物中に含まれる放射性物質の熱処理形式の違いによる挙動

発表者  (国研)国立環境研究所  藤原 大

 一般廃棄物中に含まれる放射性物質は、焼却もしくは溶融といった熱処理過程において処理残渣(主灰や飛灰等)に移行する。我々は関東~東北で稼働中の焼却施設(ストーカ炉、流動床炉)および溶融施設(流動床ガス化溶融炉、シャフト式ガス化溶融炉)において処理残渣中の放射性物質の分配および溶出特性、排ガス処理設備による放射性Csの除去効率について調査を行った。炉の形式によって放射性物質の分配および溶出挙動は異なる一方、いずれの施設においても排ガス処理工程でほぼ全量の放射性Csが回収されているとわかった。

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(最終更新日:2015/11/30)