II – 2.資源化処理(コンポスト・メタン化含む)
58.廃木材を燃料とした熱利用モデルの実証試験
発表者 JFE環境サービス(株) 齋藤 弘道
地域の廃木材(リソース)を地域で消費する地域自立型システムとして、ある一定の地域から排出される廃木材を燃料チップに加工し、この燃料を用いて蒸気を製造、同地域にある熱需要先であるコンビナートや工場群へその蒸気を供給するモデルを提案する。岡山県の水島コンビナートをモデル地区と想定し、地域の課題解決や石炭・石油などの化石燃料由来の蒸気を廃木材由来の蒸気に代替することにより温室効果ガス排出量の低減効果が見込めることを検証した。本稿では水島コンビナート内での実証試験の取り組みについて報告する。