II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

69.ストーカ炉における統計手法を活用したCO発生抑制

発表者  日立造船(株)  阪口 央紗

 都市ごみ焼却施設において高効率発電を実現するためには、CO発生を抑制しつつ燃焼空気比を下げることが重要である。そこで、低空気比燃焼を実現している中・北空知エネクリーン(処理能力42.5t/日×2炉、計画基準ごみ質13.81MJ/kg)を対象に、統計手法を活用してさらなるCO発生抑制を試みた。具体的には、決定木を用いて燃焼状態や各種装置の運転状態からCO発生要因を特定し、そのときに予想されるCO発生確率が高い場合に二次空気を一時的に増量させた。その結果、燃焼空気比1.25程度でも、CO発生を効果的に抑制することができた。

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(最終更新日:2017/10/31)