III し尿・排水

107.火山灰土壌を用いた硝酸態窒素汚染地下水浄化材の開発

発表者  早稲田大学理工学術院  増木 拓海

 近年、化学肥料の過剰施肥、家畜排泄物の不適切な処理などによる、地下水の硝酸態窒素汚染が深刻化している。平成11年に硝酸態窒素が地下水の環境基準項目に追加され、現在では地下水の環境基準超過率が最も高い項目になっている。本研究では低コストかつ簡便な硝酸態窒素吸着剤の開発を目指し、わが国に広く分布する火山灰土壌に着目した。火山灰土壌は重金属等をイオン吸着する能力をもつことが知られている。火山灰土壌の吸着能をさらに高める目的で酸化マグネシウム(MgO)を混合し実験を行った。

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(最終更新日:2017/10/31)