II – 4.焼却と環境保全対策

63.排ガス処理薬剤使用料削減技術の開発

発表者  荏原環境プラント株式会社  中川 智美

ごみ焼却施設から排出される排ガス中の酸性ガスを除去するため、乾式の場合、煙道に消石灰が噴霧される。反応後の消石灰は、後段の集じん装置で飛灰と共に捕集され廃棄される。捕集された飛灰中には未反応の消石灰が残留しているため、飛灰を循環させ再利用する方法が実用化されている。しかしこれらの技術の多くは初期費用が高く、大規模でないと経済的に優位にならない傾向がある。そこで、反応性を高めつつ、比較的安価な薬剤再利用プロセスを考案し、実証試験を行った。本稿ではその結果について報告する。

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(最終更新日:2021/11/15)