II – 4.焼却と環境保全対策
64.集じん灰再循環システムを採用したごみ焼却施設の稼働状況について
発表者 日立造船株式会社 藤本 佳憲
2021年3月、鶴岡市ごみ焼却施設、霞台厚生施設組合クリーンセンター、および菊池環境工場クリーンの森合志の3施設が竣工した。これらのごみ焼却施設においては、ろ過式集じん器で捕集した集じん灰を、再びその入口煙道へ戻して循環させる「集じん灰再循環システム」を採用しており、従来よりも少ない消石灰使用量で排ガス基準値を遵守すると共に、集じん灰の搬出量を低減している。本稿では、各施設の稼働状況と特徴、並びに集じん灰再循環システムの効果について紹介する。
(最終更新日:2021/11/15)