II – 4.焼却と環境保全対策
66.高度な無触媒脱硝システムを用いたごみ焼却施設の運転報告
発表者 株式会社タクマ 杉田 大智
2021年3月末に竣工した太田市外三町クリーンプラザは、165t/日×2炉の処理能力を備えた焼却施設である。本施設はNOx基準値が50ppmにも関わらず、触媒脱硝設備を設置することなく、排ガス再循環技術と無触媒脱硝技術を組み合わせ、炉内でNOx高効率除去を実現している。特にこの無触媒脱硝システムには、安全・安価な尿素から尿素分解触媒を用いて、NOx除去用のアンモニアガスを製造する尿素分解装置を導入し、尿素使用量の削減と発電効率向上を実現したので、報告する。
(最終更新日:2021/11/15)