II – 5.埋立処分

73.最終処分場における水銀廃棄物固化体の埋立特性(その2) ~ 埋立構造と固化体の比較 ~

発表者  福岡大学  伊東 賢生

「水銀に関する水俣条約」の採択・発効を受け、我が国では廃水銀処理に関する法規則が整備された。筆者らは、水銀廃棄物の最終処分手法を確立するため、水銀を不溶化した硫化水銀を用いて長期埋立実験を行い、その結果、水銀廃棄物の固化体が水銀の流出抑制に有効であると考えられた。本研究では、水銀流出リスクの更なる低減化手法を確立するため水銀廃棄物固化体に着目し、作成手法の異なる3種類の固化体を用いた埋立実験を2020年7月より開始した。本報では水銀廃棄物固化体の埋立11ヶ月間の浸出水への水銀流出挙動について報告する。

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(最終更新日:2021/11/15)