II – 2.資源化処理(コンポスト・メタン化含む)

64.焼却飛灰の脱塩処理について(セメント原料化に向けて)

発表者  公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所  辰市 祐久

清掃工場から排出される焼却主灰は一部がセメント原料化されているが、焼却飛灰はほとんどが埋め立て処分されている。その理由として、ポルトランドセメント中の塩素濃度は350ppmとされてお り、主灰中の塩素含有量に比べ、飛灰中の塩素含有量が10倍以上多く、セメント工場での受入量が制約を受ける。そのために焼却飛灰を水洗して脱塩処理することにより、セメント原料化が可能となると考えられる。種々の条件で焼却飛灰に対して脱塩実験を行ったので、その結果を報告する。ま た、脱塩の際の重金属類の溶出状況も報告する。

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(最終更新日:2022/11/10)