II – 4.焼却と環境保全対策
79.焼却飛灰における重金属濃度の自動計測機構・薬剤添加量自動制御システムの開発
発表者 JFEエンジニアリング株式会社 山田 章太
ごみ焼却施設から排出される焼却飛灰には鉛、銅といった重金属が含まれているため、最終処分場での溶出防止のために薬剤を用いて安定化処理する必要があるが、そのためには焼却飛灰中の重金属濃度を適正に計測し、必要量以上の薬剤を添加することが求められる。当社では、薬剤添加量の適正化のため、焼却飛灰の重金属濃度を自動計測する機構、及び、計測した重金属濃度に応じて薬剤添加量を自動制御するシステムを開発・導入している。本稿では、上記の取り組みと導入事例を報告する。
(最終更新日:2022/11/10)