II-3.焼却とエネルギー回収
69. 小規模施設におけるAIごみクレーン全自動システムの開発および稼働状況
株式会社 川崎技研
近年、労働を担う若者が減少傾向にあり、運転人員の確保に苦労する状況である。特に地方の廃棄物処理施設では熟練運転員の高齢化も進み、運転技術の継承が深刻な問題である。これまで、小規模施設(100t/日以下を想定)ではごみピットが比較的小さくごみクレーンの細かい動作が必要であり、また、ごみの攪拌状況により燃焼に与える影響が大きいことからごみクレーン全自動の実運用が難しかった。当社は、小規模施設において実運用が可能なAIごみクレーン全自動システムの開発を進め、本稿で当社が運営する施設での稼働状況について報告する。
(最終更新日:2024/11/19)