II-5.埋立処分
88. 排ガス脱塩剤の異なる焼却残渣が最終処分場の水質安定化に与える影響
福岡大学大学院
日本の廃棄物管理の基本原則は廃棄物の発生を抑制し資源化に努め、焼却等の中間処理により減容化、無害化した後、焼却残渣等を埋立処分することとなっている。現在、一般廃棄物直接焼却率はごみ総処理量の約80%であり、埋立廃棄物に占める焼却残渣の比率が重量比で約77%に達している。その結果、焼却残渣主体最終処分場からの浸出水水質は排ガス処理脱塩剤や飛灰不溶化剤により大きな影響を受けている。今回、これまでの模擬埋立実験の各水質項目累積溶出量から溶出速度を計算し、脱塩剤の違いによる比較を行ったので報告する。
(最終更新日:2024/11/19)