第46回全国都市清掃研究・事例発表会 富山県富山市

近年、ごみ処理施設に従事する労働者が減少しており、その要因としては、コモディティ化した市場における激しい価格競争が人件費にしわ寄せを起こしているほか、DBO方式の増加に伴い、運転自動化が進歩することで実質的な労働者負担が増していることが考えられる。本稿では、ごみ処理施設における運転技術者の維持・確保、質を保持するため、売電によるインセンティブを運転委託費に含める方策を定量的に評価し、また運転班にBT主任や運営所長等を構成することで労働時間の短縮化を図る方策などを定性的に評価した。