I-4.性状分析
52. ラマン分光法による容器包装プラスチックの複層断面分析
公益財団法人東京都環境公社東京都環境科学研究所
プラスチック製包材は、軽量性、保存性、加工性などの機能を満たすため、多様な素材により複層化されている。これらは、異なる種類の樹脂等を重ね合わせているため、リサイクルプロセスにおいて分離が困難であり、今後、進められていくマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルを難しくしている面がある。本研究は、容器包装に多用されている複層プラスチックに着目し、その断面組成をラマン分光法により分析し、実態を把握することにより、容器包装のリサイクルや適性処理に向けた基礎データとすることを目的としている。
(最終更新日:2024/11/19)