日程及びプログラム

プログラムのダウンロード 日程表のダウンロード

開会挨拶 1月26日(木) 9:00〜9:15 函館国際ホテル 白鳳・春陽

環境省廃棄物対策課長山本 昌宏
函館市環境部部長小柳 辰夫
全国都市清掃会議 専務理事  佐々木五郎

開催挨拶 1月26日(木) 16:50〜17:00 函館国際ホテル 鳳凰

函館市長  工藤 壽樹

研究・事例発表 1月26日(木) 9:15〜16:45/1月27日(金) 9:00〜12:00

※プログラムのタイトルをクリックすると内容が表示されます。

I 運営・管理
I - 1.事業計画・地域計画・処理計画

日時・場所 1月26日(木)9:30 〜 10:15 函館国際ホテル 青柳
座長    岡山大学  松井康弘
1. ごみ収集運搬システム計画について
財団法人廃棄物研究財団  藤波 博
2. 環境省と農林水産省との共同処理施設整備事業について
登米市  濱田 和幸
3. 焼却残さのセメント原料化事業について
岡山市  山田 耕市
日時・場所 1月26日(木)10:30 〜 11:45 函館国際ホテル 青柳
座長    さいたま市  伊藤勝啓
4. 仮設テントによる都市部の清掃工場解体工事について
東京二十三区清掃一部事務組合  水野 邦博
5. 市街地における焼却施設の解体工事について
川口市  稲葉 賢作
6. 横浜市の事業系ごみ対策について
横浜市  石井 正人
7. 一般廃棄物焼却場と最終処分場の長期包括的運転維持管理業務委託事業
荏原環境プラント株式会社  和田 隆
8. 電力自由化を踏まえたごみ発電の小売事業(PPS)の展開について
東京エコサービス株式会社  千歳 昭博

I - 2.運営・管理

日時・場所 1月26日(木)12:45 〜 14:15 函館国際ホテル 青柳
座長    (財)廃棄物研究財団  藤波 博
9. プラスチックの可燃ごみ化による発電効率の向上
東京電機大学  菅原 秀雄
10. 高効率ごみ発電とエネルギー有効利用について
明石市  北村 建人
11. 補修履歴データに基くごみ処理施設主要機器の耐用年数の推定
川崎重工業株式会社  三好 裕司
12. 循環資材の環境安全品質とその検査方法の提案と“JISスラグ指針”への適用
独立行政法人国立環境研究所  肴倉 宏史
13. 積上げ式最終処分場の構造・維持管理上の課題について
北海道  品川 英昭
14. 最終処分場護岸の生物育成機能の評価
大阪湾広域臨海環境整備センター  高田 光康
日時・場所 1月26日(木)14:30 〜 15:15 函館国際ホテル 青柳
座長    川崎市  斉藤浩二
15. プラ製容器包装分別収集全市拡大に向けた効率的な輸送体制の構築について
川崎市  小林 繁弘
16. 東日本大震災で被災した石巻広域クリーンセンターの復旧までの歩み
石巻地区広域行政事務組合  小暮 信行
17. ごみの分別検索システムの構築について
横浜市  江口 浩平

I - 3.普及・啓発・研修

日時・場所 1月26日(木)15:15 〜 16:00 函館国際ホテル 青柳
座長    川崎市  斉藤浩二
18. 「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」を成功させる現場力を生かした啓発・推進
横浜市  永井 大輔
19. 板橋かたつむり運動の推進について〜ごみの減量・リサイクルに向け〜
板橋区  峯崎 芳一
20. 小学校における環境教育の実態把握
富山県立大学  立田 真文
日時・場所 1月27日(金)9:00 〜 10:30 函館国際ホテル 白鳳
座長    函館市  小柳辰夫
21. ごみ分別実施における負担意識および行動実践価値の評価
龍谷大学大学院  白川 まりな
22. 伊賀市・菜の花プロジェクトに係るアンケート解析結果
三重大学  加藤 進
23. 古紙回収システムに対する認識度と参加率の関連性
福岡大学大学院  三上 貴士
24. 処分場への安心感とその形成要因
株式会社廃棄物工学研究所  石坂 薫
25. ワンルームマンションのごみの事業系ごみ化について
大阪工業大学大学院  柴田 悠吾
26. 一般廃棄物不燃・粗大ごみの適正処理に関する研究(その1)〜各施設の処理方法と破砕選別残渣の組成について〜
埼玉県環境科学国際センター  川嵜 幹生

I - 4.性状分析等

日時・場所 1月26日(木)14:45 〜 16:00 函館国際ホテル 白鳳
座長    立命館大学  武田信生
27. 一般廃棄物不燃・粗大ごみの適正処理に関する研究(その2)〜廃家電類の抜き取りと破砕選別処理残渣中の金属含有量について〜
埼玉県環境科学国際センター  磯部 友護
28. ごみ組成からみたG30と今後の資源化の方向性について
横浜市  羽野 裕
29. 薪ストーブからの排ガスおよび焼却灰等に関する調査
龍谷大学理工学研究科  玉井 康仁
30. 発信機の追跡による津波ごみの経路推定
鳥取環境大学  西澤 弘毅
31. 市区町村における使用済み電気・電子製品の処理・資源回収実態のアンケート調査
独立行政法人国立環境研究所  小口 正弘

I - 5.廃棄物処理システム

日時・場所 1月26日(木)9:15 〜 9:30 函館国際ホテル 青柳
座長    岡山大学  松井康弘
32. 従量制指定袋導入下におけるペットボトルリサイクル行動の実態
福岡大学大学院  吉岡 宏樹

II 処理・処分技術
II - 2.資源化処理

日時・場所 1月26日(木)13:00 〜 14:30 函館国際ホテル 末広
座長    横浜市  河井一広
33. 生ごみと下水汚泥の混合消化実験について
大阪市  菊池 佑喜
34. 廃グリセリンのメタン発酵処理における課題とその対策
日本工業大学大学院  関根 克勇
35. 一般廃棄物からのバイオエタノール製造技術の開発
日立造船株式会社  林 俊介
36. 平成22年度廃棄物系バイオマス次世代利活用推進事業報告
財団法人廃棄物研究財団  河村 栄作
37. 横浜市における生ごみ資源化促進のためのケーススタディ
横浜市  島田 大地
38. 大学内の有機性廃棄物を活用した循環システム構築に関する研究(その2)
福岡大学大学院  坂本 晋太朗
日時・場所 1月26日(木)14:45 〜 15:15 函館国際ホテル 末広
座長    (社)日本環境衛生施設工業会  小林英正
39. 有機性廃棄物の地域循環利用における品質および資源性の評価
独立行政法人国立環境研究所  石垣 智基
40. 混合収集に伴う資源選別施設における効率的な選別ラインの構築について
横浜市  立花 千恵

II - 3.熱回収・灰溶融・焼成

日時・場所 1月26日(木)9:15 〜 10:30 函館国際ホテル 白鳳
座長    大阪市  村上契史
41. 廃プラスチックのごみ発電燃料としての利用可能性
財団法人日本環境衛生センター  相良 敏正
42. さいたま市ごみ処理施設の電力事情について
さいたま市  三品 雅昭
43. 清掃工場の熱利用効率向上について
東京二十三区清掃一部事務組合  玉木 佳奈子
44. 未利用エネルギーの有効活用技術について
日立造船株式会社  佐藤 英夫
45. 流動床式焼却施設の基幹的設備改良試験結果
荏原環境プラント株式会社  池田 太
日時・場所 1月26日(木)10:45 〜 12:15 函館国際ホテル 白鳳
座長    (社)全国都市清掃会議  荒井喜久雄
46. セラミックス低温熱交換器の開発
コバレントマテリアル株式会社  安藤 正博
47. ガス化溶融炉における燃焼改善
株式会社神鋼環境ソリューション  伊藤 正
48. シャフト炉式ガス化溶融炉における送風予熱技術の開発
新日鉄エンジニアリング株式会社  吉本 雄一
49. 高温ガス化直接溶融炉におけるバイオコークス使用によるCO2排出量削減
JFEエンジニアリング株式会社  奥山 契一
50. 都市ごみ焼却施設におけるバイオソリッド燃料利用の可能性について
日立造船株式会社  中村 紀之
51. ハイパー21ストーカシステムにおける低空気比安定燃焼技術の高度化
JFEエンジニアリング株式会社  傳田 知広
日時・場所 1月26日(木)13:00 〜 14:30 函館国際ホテル 白鳳
座長    東京二十三区清掃一部事務組合  浅川勝男
52. 中国山東省威海市向け大型ストーカ式焼却炉の運転状況
荏原環境プラント株式会社  作 大介
53. 溶融処理における飛灰の脱塩効果(2)
立命館大学  向井 明
54. 廃棄物溶融炉におけるクロム系耐火物の有用性
龍谷大学大学院  水原 詞治
55. ボイラ水管肉盛溶接による長寿命化
日立造船株式会社  基 吉夫
56. セメント工場における廃棄物処理の取り組み
太平洋セメント株式会社  津田 稔
57. ごみ焼却飛灰からのリチウム回収
立命館大学  内海 尚樹

II - 4.焼却と二次公害対策

日時・場所 1月26日(木)14:15 〜 15:30 函館国際ホテル 春陽
座長    (社)日本環境衛生施設工業会  薄木徹也
58. 高病原性鳥インフルエンザ発生に伴う感染卵及びヒナの焼却処分状況について
豊川市  篠原 英明
59. 足立清掃工場における水銀対策について
東京二十三区清掃一部事務組合  井上 宏
60. 横浜市のごみ焼却工場における排ガス中の水銀の挙動について
横浜市  甘糟 美樹
61. 白土を原料とした薬剤によるDXN類除去及び飛灰中の鉛溶出抑制効果について
水澤化学工業株式会社  坂尾 一則
62. 脱硝用触媒の再生結果についての報告
横浜市  木村 督
日時・場所 1月26日(木)15:45 〜 16:45 函館国際ホテル 春陽
座長    (独)国立環境研究所  大迫政浩
63. 無触媒脱硝高度化への取り組み
JFEエンジニアリング株式会社  木ノ下 誠二
64. 無触媒脱硝の高性能化
日立造船株式会社  古林 通孝
65. 高効率発電を目指した高性能排ガス処理システム(脱塩・脱硫・脱硝)
日立造船株式会社  嶋崎 伸吾
66. 苛性ソーダ吹込み法の適用による有害ガス除去プロセスの開発
JFEエンジニアリング株式会社  長尾 厚志

II - 5.埋立処分

日時・場所 1月26日(木)9:15 〜 10:30 函館国際ホテル 春陽
座長    埼玉県環境科学国際センター  川嵜幹生
67. 廃棄物最終処分場等における高機能土構造物構築方法の実用化研究(その3)
福岡大学大学院  安藤 彰宣
68. 複合表層構造を用いた埋立地内への降雨浸透抑制手法について
旭化成ジオテック株式会社  石井 大悟
69. キレート剤に起因する浸出水中の難分解性物質の対策技術
福岡大学  為田 一雄
70. キレート飛灰が埋立管理に与える影響(その2)
福岡大学  内田 正信
71. 循環式準好気性埋立構造における循環浸出水の性状に関する研究
福岡大学大学院工学研究科  宇野 慎一
日時・場所 1月26日(木)10:45 〜 12:00 函館国際ホテル 春陽
座長    福岡大学  樋口壯太郎
72. ローコストで維持管理が容易なシュロガヤツリ草を用いた浸出水汚濁負荷低減化手法について(その2)
九州クリーン工業株式会社  塚本 博文
73. 廃棄物最終処分場の中間覆土層が微生物生態系形成に与える影響
龍谷大学  濱田 真樹
74. 小型埋立実験槽における微生物機能評価指標としてのBiolog試験法の検討
福岡大学大学院  澤村 啓美
75. 鉄酸化細菌による廃棄物バイオリーチングにおける電気培養条件の検討
独立行政法人国立環境研究所  中川 美加子
76. 酸素共存下における埋立地内での廃棄物分解挙動の評価
龍谷大学大学院  東川 拓司
日時・場所 1月26日(木)12:45 〜 14:00 函館国際ホテル 春陽
座長    岡山市  山田耕市
77. クロム鉱滓埋立地における植物環境に及ぼす影響と評価
慶應義塾大学  大友 一夫
78. 最終処分場における塩類抑制制御システム研究
福岡大学大学院  矢羽田 聡彦
79. 福岡市における埋立地の単位体積重量から見た効率的な将来予測について
福岡市  梅木 孝
80. 埋立地における廃棄物の単位体積重量に関する考察
福岡大学  柳瀬 龍二
81. 最終処分場における樹木根系の地盤補強効果を考慮した急傾斜地の安定性について
神奈川県  遠藤 清亮

III し尿・排水・資源化処理

日時・場所 1月26日(木)15:15 〜 16:00 函館国際ホテル 末広
座長    (社)日本環境衛生施設工業会  小林英正
82. し尿処理施設における有機性廃棄物処理からみる有機性廃棄物利活用技術の展開について
株式会社エイト日本技術開発  松本 智文
83. し尿・浄化槽汚泥からのリン回収・利活用
財団法人廃棄物研究財団  東海林 俊吉
84. 浄化槽汚泥濃縮車の導入による環境負荷低減効果
財団法人日本環境整備教育センター  濱中 俊輔

IV 産業廃棄物

日時・場所 1月26日(木)9:15 〜 10:30 函館国際ホテル 末広
座長    埼玉県環境科学国際センター  渡辺洋一
85. 水産廃棄物からのカドミウム除去および飼・肥料としての資源化
北海道大学大学院  関 秀司
86. 北海道における水産廃棄物の利用と課題
北海道大学大学院  高橋 是太郎
87. 接触分解法を用いた廃食油からのバイオ軽油製造技術の開発
株式会社タクマ  土肥 弘敬
88. 建設系産業廃棄物の再生利用促進に関する横浜市での取組について
横浜市  小野澤 賢二
89. 産業廃棄物の不法投棄サイトにおける低温オンサイト加熱処理による浄化手法の研究
日本国土開発株式会社  坂本 篤
日時・場所 1月26日(木)10:45 〜 12:00 函館国際ホテル 末広
座長    龍谷大学  占部武生
90. 産業廃棄物不適正処理による廃棄物の山のガス調査
埼玉県環境科学国際センター  長森 正尚
91. 石綿含有成形板の目視判定法(その1)〜断面中の石綿繊維束数と石綿含有量との関係について〜
埼玉県環境科学国際センター  渡辺 洋一
92. 溶解ダストを用いた廃石膏ボードの硫化水素発生抑制に関する研究
福岡大学大学院  姜 誠
93. 熱活性触媒を用いた一酸化炭素および揮発性有機化合物(VOC)の低減に関する基礎的研究
龍谷大学大学院  永田 和史
94. 流動床焼却炉による海外廃棄物処理の有効利用について
荏原環境プラント株式会社  魚住 建司

V 放射性物質に汚染された廃棄物

日時・場所 1月27日(金)9:30 〜 10:45 函館国際ホテル 鳳凰
座長    鳥取環境大学  田中 勝
95. 放射性物質のひろがりと焼却灰問題
東京大学  森口 祐一
96. 地域環境における放射線被ばく防止に向けた廃棄物処理システムの役割
独立行政法人国立環境研究所  大迫 政浩
97. 廃棄物施設の放射線管理
原子力研究バックエンド推進センター  森 久起
98. 柏市における放射性物質に汚染された廃棄物への対応について
独立行政法人国立環境研究所  山田 正人
99. セシウム含有廃棄物の焼却処理を想定した熱力学平衡計算
龍谷大学  岩佐 祐樹
日時・場所 1月27日(金)11:00 〜 12:00 函館国際ホテル 鳳凰
座長    東京大学  山本和夫
100. 廃棄物最終処分場におけるセシウムの吸脱着特性の評価
埼玉県環境科学国際センター  鈴木 和将
101. 福島第一原発事故後に発生した焼却灰からの放射性セシウムの溶出特性と埋立地に敷設される土壌層への吸着効果
独立行政法人国立環境研究所  石森 洋行
102. 放射能汚染焼却灰の埋立における隔離層の役割
独立行政法人国立環境研究所  遠藤 和人
103. 埋立地浸出水処理施設における放射性セシウムの挙動について
独立行政法人国立環境研究所  蛯江 美孝

特別講演

特別講演演者プロフィール

 松 藤 敏 彦 氏
北海道大学工学研究院環境創生工学部門・教授
  • 環境省,廃棄物・リサイクル分野における中長期的な温暖化対策に関する検討会委員,2009~
  • 環境省地球環境局,地球温暖化対策技術開発評価委員会委員,2009~
  • 札幌市家庭ごみ収集方法等に関するあり方検討委員会委員長,2011~
  • 旭川市、次期廃棄物最終処分場検討委員会委員長、2011~
  • 廃棄物資源循環学会副会長・学術研究委員長

演 題 ごみ処理・リサイクルをどのように評価するか
日 時1月26日(木) 17:00〜18:00
場 所函館国際ホテル2階 鳳凰

その他特別企画

東日本大震災対応報告

日 時  1月27日(金) 13:00〜14:15
場 所函館国際ホテル 鳳凰
内 容東日本大震災で発生した災害廃棄物の対応等について、震災発生当初の状況から、災害廃棄物等の発生の全体像、これら大量な災害廃棄物等の管理や処理・今後の課題について、被災地(仙台市及び盛岡市)からのご報告をいただきます。

廃棄物処理施設のリスクマネジメント研修会

日 時  1月26日(木) 16:00〜16:45
場 所函館国際ホテル 青柳
研修テーマ  東日本大震災における廃棄物処理施設の被害状況について
内 容2011年3月11日の東日本大震災では、東北地方を中心に多くの廃棄物処理施設が直接被害や停電による操業中断など、多大な被害を受けた。本研修会では、全国都市清掃会議が実施した廃棄物処理施設の被害状況調査の結果等を参考に、今回の震災による被害の程度や操業中断期間など、被害の特徴を整理し、早期復旧のための課題や教訓について考察する。
黒瀬俊明【(株)損害保険ジャパン(出向:NKSJリスクマネジメント(株)】

施設見学 1月27日(金)
☆ 函館市環境部 日乃出クリーンセンター (所要時間 14:45~16:25)

所在地 函館市日乃出町26-2 (函館国際ホテルよりバスで20分)
平成4年4月に供用を開始。復水式蒸気タービン発電機を設置し、平成20年3月に施設外送電するため電気設備の改造を実施した。この改造で年間発電量が増加したことに伴い、二酸化炭素排出量の削減および電気料金(売買とも)で成果を上げています。
(施設の特長は、以下のとおりです。)

1.
公害対策
ごみピット内の臭気を含んだ空気は燃焼用空気として焼却炉内に送り込んでいるので臭気は外部に出ません。ごみは焼却炉内で850℃以上の高温で燃焼するため、ダイオキシン類の発生が抑えられるほか臭気も熱分解されます。また、燃焼ガスは、バグフィルタや消石灰、活性炭を利用した排ガス処理設備により、きれいな排ガスとして煙突から大気に放出されています。騒音を発生する機器は建物内に配置するとともに消音装置を設置するなど、騒音防止対策を図っています。
2.
自動化
中央制御室ではプラントの運転監視や操作の集中管理をしています。工場内は機械化されており、コンピュータや各種自動制御装置によって、処理工程は効率的、かつ衛生的で安全管理についても十分配慮しています。
3.
余熱利用
廃熱ボイラから発生する蒸気の熱エネルギーを有効に利用しています。復水式蒸気タービン発電機によって1,660kWの発電を行い、清掃工場で必要な電力の大部分をまかなっています。さらに場内の給湯、暖房、日乃出いこいの家(市営公衆浴場)への給湯のほか、構内ロードヒーティング、下水汚泥消化槽の加温などにも利用しています。

太平洋セメント(株) 上磯工場 (所要時間 14:45~16:45)

所在地 北斗市谷好1-151 (函館国際ホテルよりバスで30分)

太平洋セメント(株)国内工場の中で最北端に位置し、現在稼動しているセメント工場としては国内で唯一100年を超える歴史をもっています。年間950万トンの石灰石採掘量を誇る峩朗鉱山から全長6.2kmの長距離ベルトコンベアにより石灰石を直接工場へ運び、年間約327万t(平成19年度実績)のセメントを製造する同社主力工場の1つです。生産されたセメント並びに石灰石骨材・砕砂は、海上桟橋から大型船により、主に道内及び首都圏へ出荷しています。
また、北海道の循環型社会への貢献を目指し、石炭火力発電所から排出される石炭灰や廃タイヤ、下水汚泥、肉骨粉を受け入れているほか、2013年度から本格的に都市ゴミ焼却灰(一般廃棄物)の受け入れを開始する予定です。
(上磯工場での廃棄物リサイクル(セメント資源化)についての特長は、以下のとおりです。)

1.
上磯工場での廃棄物資源化の特徴
(1)
受入れる廃棄物等は石灰石・粘土・ケイ石・鉄原料・石膏等の代替原料として、また、石炭、重油等の代替燃料として、全量を資源として有効に再生利用するので、セメント工場からは、灰やスラグ等の残渣類が発生しません。
(2)
焼成温度約1,450℃、24時間連続運転での処理となるため、安全かつ大量に、また安定して安価に処理することが可能です。
(3)
ただし、セメントの品質や製造工程、周辺環境等に悪影響をおよぼさないことが前提となります。
2.
現在受入可能な廃棄物等(一部購入品もあります)
燃え殻・ばいじん、汚泥、鉱さい、廃プラスチック類、木・紙・繊維くず、廃油、廃酸・廃アルカリ、金属くず、動植物性残渣、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず